たねだ治療院

スマートフォン用インフォメーションブログ
<< 医業類似行為とは? | main | あん摩 マッサージ 指圧師 >>
免許の有無について
0

    ★街で見かけるお店について

    街に出ると「ほぐし」「リラクゼーション」「サロン」「整骨院」「カイロプラクティク」「鍼灸院」「タイ式マッサージ」等々、色んな業態を手技療法屋さんがるものです。これらの無免許マッサージ店を利用する人達には2通りの意識があるようです。

    1. 押したり揉んだりしてくれる人達はみんな免許をもっている者だと思っている。
    2. 免許の存在は知っているけど、上手だったら何も問題ないから通わせてもらっている。
    3. 1時間3,000円で安いから、どうでもいい

    の三通りになります。そして、これらの店舗には実際マッサージの免許を持っている人間はほとんど存在しなのがほとんどなのご存知ですか?

     

     ★ 行政が言うマッサージの定義 
    『施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行うなど、  あん摩マッサージ指圧師が行わなければ、人体に危害を及ばし、又は及ぼすおそれのある行為については、同条のあん摩マッサージ指圧に該当するので、無資格者がこれを業として行っている場合には、厳正な対応を行うようお願いする。また、同条のあん摩マッサージ指圧が行われていない施術において、「マッサージ」と広告することについては、あん摩マッサージ指圧師でなければ行えないあん摩マッサージ指圧が行われていると一  般人が誤認するおそれがあり、公衆衛生上も看過できないものであるので、このような広告を行わないよう指導されたい。』

      平成15年11月18日付
      厚生労働省医政局医事課長の回答(長崎県福祉保健部長の問い合わせに対して)

     

    ★ 手技療法を行っている人達の意識

    この仕事に従事し、他人の身体を触る以上必要最低限の身体の知識は必要だと思っている方多いと思います。確かに解剖学と生理学はそこそこ勉強します。しかし解剖生理学を学んでもそれは基本的な部分だけで、実践には大きい意義はありません。問題はこの業界の人達は(免許持ちも含めて)病気や病理を知らない人が多すぎるのです。免許をもっていれば試験に合格するための最低限の知識(下駄)がありますが、無免許の人たちはこうした医学偏差値は未知数であり、チェーン店出身スタッフだと無いも同然だったりします。

     

    本来その病理や病気から解剖生理の勉強しなければならないのですが、それは医師の様に数値化したり、中を開いて見る事ができないため、患者さんの外部からの情報をどれだけ収集し最悪の可能性を消去しながら、自分のスキルに対して適応不適応、施術可能不可能を判別できるか。さらにはキチンと納得できるアドバイスができるかが重要になりますが、無免許の場合はこの判断基準も未知数になりとても不安定なのです。

     

    ★ 病気や病理を知らないと何が起こるのか
    数年前にズンズン体操と称した自称整体法で乳児を死なせた女性整体師の事件は記憶に新しい所でありますが、その整体師は全く医学的知識を持っていないのに「ダウン症が治る」「アレルギーを治す」と言いながら首を回旋させて死なせています。 違う所では、本業は解体業なのに。自称龍神様の生まれ変わりと自負した自称整体師が、一型糖尿病の子供のインスリンの投与を止めた事でその子供が死んでしまった事件もありました。 ズンズン体操に至っては2人やっている所を見ると事故(過失)じゃなく殺人です。

    こうした何も知らない事で、怖いもの知らずな態度に出て、なんでも来い。なんでも治す。とハッタりがすごくなって、妙な貫禄まで付いちゃったりして事件が起こるまで、被害者にエライ事が繰り広げられます。いざ大きな事件を起こすと「知りませんでした」「傷つけるつもりは無かった」と過失を装います、それで皆さん納得できるでしょうか?事前に勉強していれば防げた事態もそうした無知から起こる事故は容易にして起こり得るのです。


    ★ 普通病気は知れば知る程人を触る事への恐怖が募るもの
    私自身、人を通して病気やそのプロセスを観ているととても怖いモノだとつくづく感じます。病気は人格(心)に影響し、人格(心)が人体に影響するからです。それは教科書に書かれているセオリーだけでは通用しないと言う事です。それには一つずつ経験を積みながら勉強をしていく事で、その恐怖を払拭できるのではないかと考えます。そうした人体の奥深さを知ると、とても上記の様な軽率な言葉で片付けてしまう事は決してできないのです。人を触るというのはそれぐらい覚悟と責任が必要なのです。
     

    ★ 死亡事故を起こす人達
    ズンズン体操で乳児を女性整体師が死亡事故を起こした件は記憶に新しい所です。さらに違う事件で、みずからを祈とう師と称し、「自分は龍神で、あらゆる病気を治せる特殊な力がある」と言って、両親からおよそ200万円の報酬を受けとり、ローソクを立てて呪文を唱えたり して、インスリン投与させず糖尿病男児死亡させる事件も記憶に新しい所であります。これらの最大の原因は医学的知識が皆無な人間が引き起こす、言わば無法地帯になっている事に問題が生じているのです。

     

    ★ 犯罪予備軍は山ほどいる
    こうした誇大広告は今に限らず昔から存在し、ガンが治る、病気が治る、みるみる痩せる、お金が増えると言った文言を無責任すぎるぐらい平然と掲げており、人の弱みに漬け込んだ悪質な手口であるのと同時に、最近では、腎臓疾患による透析を止めた、インスリンの投与を止めることができた(糖尿病が治った)、脳卒中によるマヒが動く様になった、不妊に効果的、アトピーが治る、など、昔より内容が詳細になり、ポイントを絞る事で信憑性を高めて、不安を抱える人に対する欺瞞行為は昔より高度になって行われています。

     

    ★ 無免許の傍若無人ぶり

    • 頻発する施術事故
    • 過去にワイセツ事件や犯罪を犯したのにも関わらず名前を変えて再度この仕事に従事
    • 得体の知れないサプリや機器を売ろうとする
    • 誰でもナンでも施術をしようとする怖いモノ知らず
    • ナンでも骨盤の歪みのせいにする
    • 手かざし(気功っぽい事)や霊感に行きがち
    • 流行ってもいないのにセミナーを自作自演で開催

    無免許の人はどこにも登録をしていない事から名前なんてどうにでも偽装できてしまいます。詐欺や犯罪行為も軽くしてしまいます。仮に免許があるお店であれば、保健所に登録する必要がありその免許に書いてある名前を登録する必要があります。たまに気取った芸名にする鍼灸師も存在します、得体の知れない物を売られたり、詐欺行為をされないためにも、そうした本名をしっかり見える所、免許を店舗内に飾ってあるお店を選ぶ事が無難に施術を受けられる一つの指標となります。

     

     ★ あん摩・マッサージ・指圧の施術は免許が必要です 
    医師以外の方が、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう及び柔道整復の施術所等において、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゅう及び柔道整復を業として行おうとする場合には、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年法律第217号)において、それぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許を、柔道整復師法(昭和45年法律第19号)においては、柔道整復師免許を受けなければならないと規定されており、無免許でこれらの行為を業として行ったものは、同法により処罰の対象になります。

    厚生労働省としましても、都道府県等関係機関と連携して、無資格者によるあん摩マッサージ指圧業等の防止に努めているところであります。
    あん摩マッサージ指圧及び柔道整復等の施術を受けようとする皆様におかれましては、こうした制度の内容を御理解いただき、
    有資格者による施術を受けていただきますようお願いいたします。
    厚生労働省医政局医事課(関係通知)

     

    ※注  国家資格が有るからと言ってマッサージをしては良い訳ではない
    よくHPに国家資格を所持しているから安心みたいな事を表記して欺瞞を働いている柔道整復師、鍼灸師、理学療法士がいますが、彼らは業としてマッサージをしてはいけない事になっています。それこそ「整体」と言葉を変えてマッサージ行為をしている事が大半を占めているのですが、そもそも彼らは整体もマッサージも学生の時期から履修していません。何も習っていないため無免許同士で教え合ったり、我流であったりとデタラメな手技が横行していたりします。結局誰から何を教わって(キャリア・職歴)現在に至るのかが全く不明なため、無免許マッサージ、整体師と何ら変わりがないレベルだったりして事故も頻発しています。国家資格の有無は関係なく。どこで?誰に?どれくらいの期間?何を習った?のかと言うのはとても重要になるためプロフィールをしっかりチェックしなければなりません。国家資格を持っているからと安易に信用してはいけません。

    | 法律と基本を知ろう | 15:42 | - | - |