たねだ治療院

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臭い物に蓋をして隠せ?
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    柔整師の現状

    過去10年どこの街にも整骨院が乱立しました。(2019年現在)本来整骨院は捻挫と打撲(医師の同意があれば骨折、脱臼もOK)が専門であるのですが、「こんなにぶつけたり、捻挫する人がいるのか?」と思うぐらい店舗数が激増しました。そしてここ1〜2年プッツリと新規出店が激減、そして閉院が増え店舗数が減りました。理由はすでに10年以上も前から柔道整復師は不正や違法行為をしなければ継続できない所にまで来ており、すでに数的飽和状態からのさらなる店舗数激増がこのような事態になったのです。

     

    こうした現状に対し整骨院(柔道整復師)は一人でも多く集客し売上げ向上のために手段を選ばなくなり、保険が利くマッサージ屋、骨盤矯正屋と変貌していきました。ヒドイ所になると妊婦を対象にに産前産後の矯正といった全く場違いの事(違法行為)にまで手を出す所まで現る始末で、これに業を煮やした保険組合は整骨院に対しとても厳しいチェックが入るようになります。【ちなみに柔整師(整骨院)は保険組合から超嫌われています。】そんなせっかくがんばって偽装記入した不正レセプトが返戻されてなかなか保険のお金が振り込まれない現状に保険が利く施術では継続困難に陥り、柔道整復師は保険に利かない「自由診療費」で稼ぐ事を余儀なくされていきます。柔道整復師の中であん摩マッサージ指圧師の免許を持っていれば何も問題ないのですが「柔道整復師と鍼灸」または「柔道整復師」の免許だけにも関わらず、整体とか骨盤矯正と称して自由診療を取る傾向になってきており事実上の無免許者たちと同じ事をしています。

     

    柔道整復師のスキル

    柔道整復師はあん摩マッサージ指圧師の免許を持っていないのがほとんどなんですが、行き場を失った柔整師が保険が利くマッサージをしていた場合は一人当たりどんなに長くても一人当たり20分ぐらいで終わらせています。マッサージをする技量は元より一人にかける時間が20分以上の引き出しを持ち合わせていません。骨盤矯正と言っていてもストレッチしている程度のものなので、特別な意味や効果はありません。それを考えると個人差はあるものの60分で2980円の”無免許ほぐしニスト”の方がスキルが高いかもしれません。(超低レベル)

     

    無免許の社会的立場と職域

    通常”あん摩 マッサージ 指圧師”の免許を持っていなければ、「マッサージ」と言う単語を看板や広告に使用できない事になっています。街でほぐし、リラクゼーション、整体と言われる業態は「無免許のお店」と言う指標になります。経産省は職業に「リラクゼーション業」と言う職業を認めています。しかし厚労省は違法マッサージについては認めていません。国はこうした矛盾を抱えているため対策が後手後手になり、その隙に新規事業者が次々と他業種から資本が流れ店舗数が拡大しており、放置し過ぎている昨今数に比例し事件や事故も多発してしているのが現状です。

     

    やってはいけなかった過当競争

    免許の有無は関係なく『手技療法全体の市場』は無免許でスタートとなれば、ハードルが異常に低い事もあり、今から誰でも整体師になれます。したがって、とてつもなくエセ施術者が拡散してしまい、その結果過当競争まで至り1時間2,980円と言った激安店まで生まれてしまいました。その結果従業員の給料は上がる事はないため技術やホスピタリティ等のレベルは上がる事が難しく、客側も安かろう悪かろうと言った認識を持ちながら、店舗数はここ数年統計的には頭打ちと言われております。しかし実際は無免許店舗は”医療”や”衛生面”等の許可を行政等に申請する必要がないため個人レベルの開業すなわちモグリ店舗が多数存在しているため正確な数字が把握できていないのが現状です。

     

    職域の衝突

    こうした慰安行為であるエセマッサージと言うカテゴリーに柔道整復師と無免許ほぐしの職域が衝突してしまっています(どちらも非合法ですが)。柔道整復師も無免許施術者もあん摩マッサージ指圧師の免許を持っている訳ではないため、ほぼ基礎はありません。下手な人間から技術を教わっても上手な施術者はほぼ生まれません。そして上手な施術者はそんな才能がない施術者を教える程ヒマではありません。しかもここ10年整体師も柔道整復師も増え過ぎて数的修行が積めないため、骨盤矯正なんて言っていますが、「歪み」どころか何もわかっていないのがほとんど(知識もキャリアも無い)で適当に足の長さを調べたりして「う〜ん歪んでますね」と伝える事で、客の不安心理を膨らませ通店動機を煽り次回予約の強要や回数券購入を促してきます。整骨院も保険だけではやっていけなくなっているため同じ様な手口でお金を搾取しようと目論んできます。極めて悪質です。

     

    捨てたプライド?

    社会的にも柔道整復師のイメージがあまりポジティブに捉えられなくなってきてしまった今それこそ”整体師”としてリスタートする柔整師も現れてきました。お店も「整骨院」を辞めて「整体院」にして開業をしている柔整師も増加しています整体院は前にも書いた通り無免許設定で法律的な縛りはないため、本物っぽく好感度が高い広告やHPに掲載し妙な値段設定(割と高額)でスキルの高さをPRしていたりします。

     

    前にも書いた通りエセマッサージを20分以下しか出来なかった元柔整師が、いきなりあっと驚くようなスキルが身に付くものなのでしょうか?仮に修行して来たと言ってもせいぜい経済的に見ても1〜2年です。そんな簡単に達人になれるのでしょうか?そんなプライドも何も無いかの様に見える元柔整師ですがプロフィールには「柔道整復師」と書いていて、一応に「有資格者だから信用がある」いわゆる”無資格じゃないから安心PR”をし、自分にとって都合の悪い物は見えなくして、都合の良い事は全面的に見える様にPRし消費者を欺いてきます。

     

    良い事しか掲載していない「お客様の声」なんか良い例だと思います。それと、腰痛専門とか○○専門と掲げているお店もありますが、逆を捉えるとその○○以外の部位は弱いあるいは出来ない捉える事ができます。カリアゲしかできない理容師みたいなものですね。

     

    疑わしいスキル

    そもそも柔道整復師の修学カリキュラムに整体の項目は何一つ入っていないので、整体師としてのキャリアは無免許とほぼ変わらないか、それ以下です。(※柔道整復師のスキル) これは理学療法士も同じ事が言えるのですが、その”整体”とやらをどこで誰に学んだのかが重要になります。理美容師の人達でもハサミを持てるようになるまで最低でも5年はかかるらしく、しかも理美容師は頭皮と髪の毛だけで5年以上の修行年月を要してます。下積みの仕事を踏まえて修行をするためこの様な年月が必要になるのですが、この業界は下積みの仕事がないため何も学べず、コンサルに言われるがまま、あるいは施術者自身の独学ぶりからの見切り発車で自称一人前となって、まさに独断と偏見で独立開業を決めてしまいます。自称画家が独学で書いた絵画に10万円の値段を付けて売っている様なモノです。

    | 柔道整復師問題 | 18:25 | - | - |